森の火災の発生件数の推移

公開日
: 2021-11-07
更新日
: 2020-11-07
記事トップ画像

きっかけ

最近、山火事のニュースをよく見ます。
アマゾンでの森林火災、アメリカのカリフォルニアでの山火事のニュース(2020年9月25日) やギリシャでは過去最大の熱波のニュース(2021年8月9日) など、世界のいたるところで森林火災が発生して、ニュースになっています。

そこで、日本では森林の火災件数は増えているのか減っているのか気になったので調べてみました。

日本での森林火災

日本でも、森林火災は起こっています。

林野庁のサイトに昭和22年から令和元年までの林野火災発生件数の推移のグラフが載っていました。
グラフを見ると、 昭和25年ごろからは増えていった火災件数は、昭和49年(1970年)頃には、ピークの8000件近くになりました。 その後は減っていき、最近の令和元年(2019年)では、1500件ほどにまで減っています。

林野庁のサイトでは、実際の火災件数が見れなかったので、火災件数が見れるようにグラフで表示してみようと思いました。
林野庁のグラフに、この火災のデータ元として、「消防庁統計資料」と書かれていたので、 消防庁の統計資料を探して見てみました。

林野火災件数の推移のグラフ

総務省消防庁の消防統計のページには、消防統計の 2004年(平成16年)からの消防統計のpdfが掲載されていました。
2003年以前のデータは、掲載されておらずどこにあるのかがわからなかったので、 2004年からのデータでグラフ表示するようにしました。
下のグラフが、データをまとめて表示したグラフです。

森林火災の発生件数は、2004年から減っており、2004年に2600件近くあった火災件数が15年経った 2019年では、約半分程の1400件程度にまで減っています。
ここから、近年の日本では、森林火災の発生件数は減少傾向にあるようです。

林野庁のグラフ画像には、昭和22年から、2003年までの情報も表示されていました。 その期間のデータもグラフで表示してみたいので、引き続きデータがないか探して行きたいと思います。

まとめ

日本における森林の火災件数の推移を調べてみました。
総務省消防庁の消防統計のページにあった2004年(平成16年)からのデータを、 グラフにして可視化してみました。
グラフから、近年の森林火災の件数は少しではありますが、減ってきているようです。

火災